雨漏りを安く修理するために知るべき業者の選び方と見積もりの注意点

「雨漏り修理の価格が想像以上に高額だった」「もっと安く雨漏りを修理するにはどうすれば良いの？」そう思って雨漏りを安く修理する方法について調べていませんか？

雨漏り修理は雨漏りの状況や修理業者の技術レベルによって修理方法が異なるために修理費用が大幅に異なります。

例えば、長年雨漏りを放置してしまい、住宅の内部の躯体（内部構造）が腐食している場合、部分補修では修理ができないために、屋根の葺き替えやカバー工法、外壁の張り替えといった高額な修理が必要になります。

また、早期発見・早期解決で雨漏り発生の初期段階で修理を依頼しても、修理業者の技術レベルが低く部分補修に対応できない場合は、屋根の葺き替え工事や外壁の張り替えといった全体修理を提案されることがあります。

雨漏りを安く修理するためには雨漏りの状況や原因によって適切な修理が行える技術力の高い雨漏り修理に業者に修理を依頼することが絶対条件になります。

そこで、この記事では雨漏り修理を可能な限り安くするために、雨漏り修理を安くする具体的な方法について解説します。

雨漏り修理を安く行える業者の選び方や雨漏り修理の費用が高額になる理由まで、雨漏り修理を適正価格で安く行う方法についてまとめました。

この記事を読むだけで適正価格で確実な雨漏り修理を実現できるようになるので、ぜひ、参考にして頂ければと思います。

1.雨漏り修理を安くする方法

雨漏り修理が高額になる理由は下記の3つです。

• 施工を下請け業者に委託する中間マージンが発生する
• 雨漏り発生箇所の部分修理に対応できない
• 雨漏りの劣化が進行して部分的に修理ができない

上記の雨漏り修理が高くなる理由を簡単にまとめると、「高い業者に雨漏り修理を依頼している」「雨漏りの劣化が進行している」この2点になります。そのため、雨漏りの修理費用を安くするためには「適切な業者を選ぶこと」「早期発見・早期解決を目指すこと」この2つのポイントが重要です。

例えば、雨漏り修理で部分補修に対応できる技術力に優れた修理業者であっても、住宅の躯体（骨組み・構造）まで劣化が進行してしまうと部分補修で対応することができません。

そのため、雨水の侵入箇所は小さくても屋根の葺き替えや外壁の張り替えといった高額な外装リフォーム工事で修理せざる終えません。

また、雨漏り修理は雨漏りの原因となる雨水の侵入ルートを特定して確実に修理をしなければ再発する可能性があります。万が一、雨漏りが再発してしまうと再度修理が必要になり、クレームや保証問題といった業者トラブルに発展します。

そのため、部分的に修理ができる雨漏りでも、雨漏りの原因を見誤るリスクや雨漏りが複合している可能性を考慮して、屋根の葺き替えや外壁の張り替えといった全体リフォームを提案する修理業者が多いです。

このような理由で雨漏り修理は高額な修理を提案されることが珍しくありませんが、部分補修で修理を実現できる業者も数多く存在します。

それでは、具体的に雨漏り修理を安く行うためにはどうすれば良いのでしょうか？雨漏り修理を安くするポイントについて見て行きましょう。

1-1.中間マージンが発生しない業者に依頼する

リフォーム業者には自社で直接施工ができる自社直接施工の修理業者と、お客様のとの打ち合わせや契約などの営業活動を行う一方で、実際の修理を下請けの修理業者に委託する下請け施工会社の２つの種類があります。

雨漏り修理の際は自社で直接施工を行える自社直接施工業者に修理を依頼すると、実際の修理を下請け業者に委託する下請け施工会社よりも安く修理ができる可能性が高いです。

例えば、屋根の雨漏りの場合は自社で直接施工業者は、現地調査から実際の修理、点検などのアフターフォローまでを一貫して行うために中間マージンが発生しません。

一方で、下請け施工業者はお客様との契約や打ち合わせなどの営業活動は行いますが、現地調査や実際の修理は下請け業者が行うために、中間マージンが発生します。

雨漏り修理を依頼する業者を探す際は、修理業者のホームページを確認して職人が在籍しているかを確認するようにしましょう。

また、経営者が職人からのたたき上げの場合、自社直接施工業者の可能性が高いので合わせて確認するようにしましょう。

このように雨漏り修理を安くするためには、自社でお客様のお家を修理できる自社施工業者このに修理を依頼すると安く修理ができる可能性が高いです。

1-2.部分修理に対応できる業者に依頼する

雨漏り修理は複数の業者で相見積もりをとってみると業者によって提案内容が違います。

これは修理業者の専門分野や対応できる工法（修理方法）によって雨漏りの修理方法が異なるからです。

そのため、雨漏り修理を依頼する際はできるだけ部分補修に対応できる修理業者に依頼することで修理費用を安くすることができます。

そもそも、雨漏り修理などのリフォーム工事は施工箇所によって専門業者が異なります。

例えば、病院は症状によって内科や外科などの診療科目が違いますよね。

雨漏り修理などリフォーム工事も病院と同じで不具合の症状や施工箇所に応じて専門業者が異なります。

瓦屋根の雨漏りであれば瓦業者、外壁の雨漏りであれば塗装業者というように専門業者に修理を依頼するのが修理費用を安くするコツですが、これらのリフォーム業者を選ぶ際の知識は一般的に知られておらず、CMや広告で見かける大手リフォーム会社や家を建てたハウスメーカーに修理を依頼する人がほとんどです。

これらの宣伝広告に積極的な業者は営業を専門としているために、実際の修理を下請け業者に委託します。

下請け業者の施工レベルによっては部分修理にも対応できますが、自社と下請け業者の利益を確保しなければならないために、お客様目線で部分補修を提案する業者は多くはありません。

そのため、雨漏り修理を依頼する際は、修理箇所に応じた専門業者に修理を直接依頼することで部分補修に対応できるために修理費用が安くなります。

このように雨漏り修理は部分補修に対応できる施工箇所に応じた専門業者に修理を依頼することで修理費用を安くできる可能性があります。

1-3.雨漏りを放置せずに修理をする

雨漏りは「天井に雨染みが広がる」「床に水滴がお落ちてくる」などの症状が現れますが、雨漏りの発生に気がついた段階で修理をすることで雨漏りによる建物へのダメージを最小限に食い止めることができます。

しかし、雨漏りを放置してしまい住宅の躯体（構造・骨組み）が腐食してしまった場合、表面的な部分補修では対応できずに屋根の葺き替えや外壁のサイディングの張り替えといった高額な修理が必要になります。

実際にあった事例で、屋根の雨漏りを数年間放置していたら天井が抜けて落ちてしまい、屋根全体の修理が必要になった事例もあります。

このように雨漏りは放置すればするほど状況が悪くなり、屋根の葺き替えや外壁のサイディングなどの高額な修理が必要になるので、雨漏りに気がついた時点で早期解決することで修理費用が高くなるのを防ぐことができます。

2.雨漏り修理の見積もりの注意点

雨漏り修理は、数万円〜40万円が中心価格帯であり相場になります。

費用が高額になるのは複数の箇所から雨水が侵入していたり、躯体が腐食して全体工事が必要なケースだけです。

しかし、業者によっては部分的に修理ができる雨漏り修理の内容であっても意図的に高額な工事を提案する業者も存在します。

このような業者に修理を依頼すると修理費用が高額になるために実際に見積もりを取る際は、修理業者の提案内容の妥当性を確認するようにしましょう。

それでは、雨漏り修理の見積もりの注意点について具体的に解説します。

2-1.大幅な値引きは注意する

大幅な値引きや即決を促して契約を急かす業者は、修理内容の提案が適切にされていない可能性があるために注意が必要です。

これは実際にお客様からご相談された事例ですが、屋根の雨漏り修理で300万円の葺き替え工事を提案された方がいました。

そして、「即決したら50万円値引きする」と、提案された方がいました。その方は、「おかしい！」「本当に300万円もするのだろうか？」と疑問に感じて弊社にご相談を頂きました。

実際に弊社が現地に伺い雨漏り調査を行った結果、20万円ほどの部分修理で対応できるような不具合でした。

このように大幅な値引きや即決を迫る業者は、そもそも適切な修理方法が提案されていない場合が多く、相場価格よりもはるかに高い価格を提案されていることもあるので、絶対に鵜呑みせずに信頼できる業者に再度現地調査を依頼するようにしましょう。

1-2.見積もりの内訳を確認する

雨漏り修理の見積書をもらった際は、必ず見積書の内訳を確認して見積もり価格の妥当性を確認するようsにしましょう。

なぜなら、屋根の葺き替え工法は相場が浸透しておらず、高いのか安いのか判断ができないからです。

例えば、屋根の瓦の部分補修であっても施工範囲や修理方法の記載がなければ内容を確認することができません。

一方で、しっかりと修理内容が見積書に記載されており、単価や修理する面積などが記載されることでインターネットなどで相場価格を調べることができるために適正価格を判断することができるようになります。

このように雨漏り修理で無駄な費用を負担しないために見積書の内訳を確認して適正価格で見積もられているかを確認することが重要です。

まとめ

いかがでしたか？雨漏りを安く修理する方法についてご理解頂けたかと思います。

本文中でもお伝えしましたが、雨漏り修理が高額になる理由は「高い業者に修理を依頼している」ことが最も多いです。

そのため、雨漏り修理を業者に依頼する際は雨漏りが発生した箇所の専門の業者に修理を依頼するようにしましょう。