トタン屋根の雨漏り修理の費用相場と適正価格を実現する業者の選び方

「トタン屋根の雨漏りの費用はいくらが相場なの？」「トタン屋根の修理はどんな方法があるの？」そう疑問に感じてトタン屋根の雨漏り修理について調べていませんか？

トタン屋根は金属製の屋根材で屋根塗装などのメンテナンスを怠ると錆びが発生しまい、その錆びが発生した箇所から雨水が侵入するようになります。

屋根の雨漏りは屋根材が劣化して雨水が侵入しても屋根の内部のルーフィング（防水シート）が二次防水として住宅の内部に水が侵入しないように防水しているので雨漏りに発展することはありません。

トタン屋根の雨漏り修理はDIYで自分で修理をする人も多いですが、雨漏りは屋根材の他に屋根内部のルーフィング（防水シート）も劣化していることから、「屋根材の表面を防水テープで塞ぐ」などの表面的な補修をしても根本解決することができません。

DIYによるトタン屋根の雨漏り修理は再発する可能性が高く、屋根から転落する危険があります。

そのため、トタン屋根の雨漏り修理は必ず雨漏り修理に実績のある業者に修理を依頼して、確実に修理をすることが重要です。

そこで、この記事ではトタン屋根の雨漏り修理で失敗しない基礎知識について解説します。

具体的な費用相場や修理方法、適正価格での修理を実現できる業者の選び方などの、トタン屋根の雨漏りに修理を実際に業者に依頼する前に知っておくべき基礎知識についてまとめました。

この記事を読むだけで、トタン屋根の雨漏り修理で失敗しない知識が身につくので、是非最後までお読み頂ければと思います。

1.トタン屋根の雨漏りの修理方法

トタン屋根の雨漏りの原因は、屋根材の錆や棟板金（屋根のてっぺんの金属カバー）が強風などに煽られて浮いてしまい雨水が侵入するケースが多いです。

そのため、トタン屋根の雨漏り修理は劣化箇所の屋根材を補修する部分補修による修理が一般的です。

一方で、雨漏り調査の結果、雨水が複数の箇所から侵入していたり、ルーフィングの劣化が激しく部分補修をしても別の箇所から雨漏りが発生する可能性が高い場合は、カバー工法や葺き替えなどの屋根リフォームが必要になり費用が高額になります。

このようにトタン屋根の雨漏りのほとんどが部分的な修理で解決できますが、状況によってはカバー工法や屋根の葺き替えなどの屋根リフォームが必要になることを覚えておきましょう。

それでは、具体的にトタン屋根の雨漏り修理の方法について見て行きましょう。

1-1.トタン屋根の部分修理

トタン屋根の部分修理は雨漏りが発生している箇所だけを修理する方法です。トタン屋根の雨漏り修理で施工例の多い部分補修の事例を見ていきましょう。

1-1-1.屋根材の部分補修

屋根材の”錆び”や”浮き”などの劣化した屋根材を部分的に交換する修理方法です。既存のトタンとルーフィングを撤去して新しいトタン屋根を設置します。

1-1-2.棟板金の交換部分補修

出典：信和板金工業

屋根のてっぺんにある棟板金を交換する修理方法です。既存の棟板金と、板金を固定している棟板と呼ばれる木材を撤去します。そして、既存のルーフィングを交換し再度新しい屋根板金に交換します。

1-2.屋根のカバー工法

出典：日本住宅メンテナンス

屋根のカバー工法とは既存のトタン屋根の上に新しい屋根材を被せる屋根のリフォーム工法です。

既存の屋根材を撤去しないことから、撤去費用や屋根材廃棄費用が発生しないため、屋根の葺き替えと比べて安く屋根材に交換できます。

トタン屋根の劣化が激しく複数の箇所から雨漏りが発生している場合や、部分修理では再発する可能性がある雨漏りの場合、カバー工法による雨漏り修理が一般的です。

1-3.屋根の葺き替え

屋根の葺き替えとは既存の屋根材を撤去して新しい屋根材に交換（葺き替え）する屋根の全面リフォームになります。

トタン屋根の雨漏り修理ではカバー工法に屋根リフォームが一般的ですが、屋根の腐食が激しくカバー工法が施工できない場合、屋根を葺き替えが必要になります。

2.トタン屋根の雨漏りの修理の費用相場

トタン屋根の雨漏りの多くが部分補修で修理ができるために、10万円〜30万円ほどが中心価格帯になります。

屋根のカバー工法や屋根の葺き替え工事などのトタン屋根全体の修理が必要な場合は、100万円以上の修理費用が発生することもあります。

3.トタン屋根の雨漏りの修理業者の選び方

トタン屋根の雨漏り修理は修理業者によって大幅に修理費用が異なります。

そのため、「雨漏り修理の費用が高すぎる」「もっと修理費用を安くしたい」と考えている方は、修理業者を変えると修理費用が安くなる可能性があります。

例えば、実際にあった事例でトタン屋根から雨漏りがして地元のリフォーム会社から見積もりをもらった方がいました。その際、屋根の葺き替え工事で240万円と提案されていました。

「本当に適正価格なの？」「修理方法は妥当なの？」と疑問に感じて弊社にご相談がありましたが、現地調査の結果、部分修理で十分対応できる雨漏りでした。

その結果、240万円の屋根の葺き替えから20万円まで削減することができました。20万円の部分補修であっも施工後の経過は良好で雨漏りは再発していません。

このようにトタン屋根の雨漏り修理は業者によって大幅に修理費用が異なるために、慎重に業者を選ぶことが重要です。

それでは、具体的にトタン屋根の雨漏り修理の業者の選び方について解説します。

3-1.自社施工業者に修理を依頼する

自社施工業者に修理を依頼することで適正価格で雨漏りを修理できる可能性が高くなります。

自社直接施工とは実際の修理はを下請けに委託せずに自社で修理ができる業者を指しますが、なぜ自社施工業者に修理を委託すると適正価格を実現できるのかというと、下請け業者に支払う中間マージンが発生しないからです。

例えば、ハウスメーカーの雨漏り修理は高額なことで有名ですが、これは元請けとなるハウスメーカー以外に、下請け、孫請けなどの中間業者が入っているからです。

そのため、下請け、孫請けの利益が見積もり価格に反映されるために修理費用が高額になります。

このように自社施工業者に修理を依頼することで無駄な中間マージンが発生せずに適正価格で修理ができるために雨漏り修理は自社直接施工の業者に修理を依頼するようにしましょう。

3-2.雨漏り修理の実績のある業者に依頼する

雨漏り修理は再発する可能性がありリフォーム工事の中でも難易度の高い内容です。

特に、部分補修による修理は難易度が高く、技術力の高い業者でなければ対応することができません。多くの業者が屋根の葺き替え工事やカバー工法などの屋根全体修理で雨漏りを根本解決しようと考えます。

そのため、トタン屋根の雨漏り修理は部分補修で修理を実現できる技術力の高い業者に修理を依頼することが重要です。

具体的にどのように業者の技術力を確認すれば良いのかと言うと下記の項目をチェックしましょう。

• 雨漏り修理の部分補修の実績がある
• 建築士や雨漏り診断士などの雨漏り修理の専門家が在籍している

このようにトタン屋根の雨漏り修理は業者の技術力によって修理方法が異なり、修理費用が大幅に変動するために雨漏り修理の実績のある技術力の高い業者に修理を依頼することが重要です。

まとめ

いかがでしたか？トタン屋根の雨漏り修理についてご理解いただけたかと思います。

トタン屋根の雨漏り修理は市販の防水テープやコーキングでDIYで自分で修理をする人も少なくはありませんが、あくまで応急処置でしかなく、さらに状況を悪化せてしまう恐れがあるので、必ず業者に依頼するようにしましょう。

また、修理業者によって修理方法や価格相場大幅に異なるために、実際に業者を依頼する際は雨漏り修理に実績のある業者に修理を依頼することが大切です。