雨漏りを確実に修理するために散水調査が必要な理由と調査料金の相場

散水調査の様子

「雨漏り修理で散水調査を提案されたけど本当に必要なの?」「散水調査の相場価格が分からずに見積書の内容が高いのか、安いの分からない」そう疑問に感じて散水調査について調べていませんか?

雨漏りの現地調査は”目視”による無料の調査が一般的ですが、目視による雨漏り調査は原因の見落としも多く、再発する可能性も高いので注意が必要です。

一方で、散水調査は雨漏りの原因と思われる箇所にホースで水を掛けて、実際の雨を再現して雨水の侵入ルートを特定するために、「目視」と比べて確実性の高い雨漏り調査を実現することができます。

そこで、この記事では雨漏り修理の散水調査のついて具体的に解説します。

散水調査の必要性や実施する際の料金など雨漏りの修理で散水調査を行う前に知るべき事前知識についてまとめました。

1.散水調査とは

散水調査はシャワーホースなどで水を掛けて雨水の侵入ルートを確認する調査方法です。

一般的に雨漏り調査は「目視」による調査が行われる。しかし、雨水の侵入箇所は目視で特定することは困難で、確実な雨漏り修理を実現するために目視よりも正確に雨漏りの原因を特定できる散水調査が実施されます。

散水調査は単純に「シャワーホースで水をかける」という単純なものではなく、「実際の雨を再現する」ことが重要で、住宅の形状や周辺の環境に合わせて、水をかける量や向きを調整し、実際の雨に近い状況を作り出します。

そのため、散水調査は建物の構造に関する知識や雨漏り修理に関する高い知識が必要になります。

このように散水調査はシャワーホースなどで水を掛けて雨水の侵入ルートを確認する調査方法で、雨漏りの原因を確実に特定し雨漏りを再発させないために、現地調査の段階で行うべき雨漏りの調査方法です。

散水調査の必要性
散水調査は有料の雨漏りの調査方法ですが確実に実施することをオススメします。雨漏りは修理をしても再発する可能性が高く、初回の修理で確実に修理をする必要があります。確実な修理を実現するために、雨漏りの原因を根本的につきとめる必要があります。そのため、雨漏りの原因を特定する散水調査も雨漏り修理の必要な工程として認識して必ず実施することをオススメします。

2.散水調査の費用相場

内訳 単位 単価相場
散水調査費用 ¥50,000〜¥100,000
調査報告書作成 ¥20,000〜¥50,000
仮設足場(※条件による) ¥900〜1,200
※雨漏りの発生箇所によって足場の設置費用が発生します。

散水調査の実施費用は調査費用も含めて10万円〜15万円ほどが相場です。

二階の外壁の側面や大屋根の軒天や破風板といったハシゴや脚立で作業が行えない場合は、足場を設置する必要があります。

足場を設置する際は、散水調査の実施費用との他に足場の設置費用が発生し、8万円〜10万円ほど追加費用が発生します。

3.散水調査の注意点

3-1. 調査に時間が掛かる

散水調査は雨漏りの原因と疑われる箇所を1箇所ずつ水を掛けて調査を行います。そのため、調査に時間がかかり半日〜1日かかります。

散水調査を実施している時間は在宅している必要があることを理解しておきましょう。

3-2. 再現できない要因がある

散水調査ですべての雨漏りが再現できる訳ではありません。例外的に散水調査では特定できない雨漏りもあります。

例えば、雨水が建物内部に侵入してるが、屋根裏にある断熱材が水を吸い込んでしまい、室内に落ちてこないケースでは散水調査で原因を特定することができません。このような場合は、赤外線調査と併用して、温度変化で雨漏りの侵入経路を特定します。

このように例外的ではありますが、散水調査では特定できずに赤外線調査と併用する場合があることを覚えておきましょう。

4.散水調査の業者の選び方

雨漏りの散水調査は単純にホースで水をかけるものではなく、実際の雨を再現するために高い技術力や建物に関する知識が必要です。そのため、散水調査を実施する際は適切な修理業者を選ぶとが重要です。

単純にホースで水をかけるだけの作業であっても散水調査と呼ばれているしまうために、確実に雨漏りを修理するために業者の選び方について理解を深めることが重要です。

それでは、具体的に雨漏りの散水調査の業者の選び方について見て行きましょう。

4-1.雨漏りの散水調査の実績がある

雨漏り修理の実績のある業者は必ず散水調査を行うために、雨漏り修理の実績や散水調査の実績があるかを確認することが重要です。

ホームページで雨漏りの修理実績を確認したり、お問い合わせの段階で調査方法を確認すると安心です。

このように雨漏りの散水調査の実績があるかを確認することが重要です。

4-2.雨漏り修理に有効な資格がある

雨漏り修理に有効な資格は「建築士」や「雨漏り診断士」などがあり、雨漏り修理の現地調査を依頼する際は必ず保有資格を確認するようにしましょう。

雨漏り修理は天窓(トップライト)の交換や窓サッシの交換など、現在の建物の構造に手を加えることもあります。そのため、強度計算や部材の選定といった建物の構造や設計に関する高度な知識が必要になります。

「建築士」や「雨漏り診断士」が在籍しておらず建物の構造に関する知識が乏しい業者の場合、部分補修に対応できずに、屋根の全面葺き替え(張り替え)などの高額な工事を提案されることもあります。

このように散水調査の段階から建築士や雨漏り診断士が在籍する修理業者に修理を依頼することで、適切な雨漏り修理を実現できる可能性が高くなります。

4-3.雨漏りの修理箇所に応じた専門業者を選ぶ

雨漏り修理などのリフォーム工事は施工箇所によって専門業者が異なります。そのため、雨漏りの発生箇所に応じた専門業者に散水調査を依頼することが重要です。

例えば、天井に雨染みが広がった場合は屋根が雨水の侵入経路であることが多いために、屋根業者に現地調査を依頼しましょう。

一方で、窓サッシの雨漏りの場合は、外壁やベランダがあ雨水の侵入経路になるために、塗装業者や外壁リフォーム会社に修理を依頼することが重要です。

このように雨漏り修理で散水調査を依頼する際は、雨漏りの症状に応じた専門業者に依頼することが重要です。

まとめ

いかがでした?雨漏りの散水調査についてご理解頂けたかと思います。

雨漏りは再発する可能性が高く、確実に原因を特定し修理することが重要です。そのため、調査費用が発生しますが散水調査も雨漏り修理に一環と認識して、必ず実施するようにしましょう。

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