「雨漏り修理で本当に赤外線サーモグラフィー調査は本当に必要なの?」「赤外線サーモグラフィー調査の料金が適正価格か分からない」そう疑問に感じて雨漏りの赤外線サーモグラフィー調査について調べていませんか?
雨漏り調査は「目視調査」や「散水調査」などの調査方法がありますが、赤外線サーモグラフィー調査は雨漏り専用の機材を使用して温度変化により雨水の進入経路を特定する調査方法です。
赤外線サーモフラフィー調査はより確実性の高い雨漏り調査を行うことができますが、目視調査や散水調査と比べて費用が高額なため、一方的に赤外線サーモグラフィー調査を提案された場合は、必要性や妥当性を理解して適正価格かどうか確認することが重要です。
そこで、この記事では雨漏り修理の赤外線サーモグラフィー調査の基礎知識について具体的に解説します。
赤外線サーモグラフィー調査の必要性や費用相場、失敗しないための注意点について具体的についてまとめました。
この記事を読むだけで、雨漏り修理で損をするリスクを回避することができるので是非、参考にしていただければと思います。
目次
1.雨漏りの赤外線サーモグラフィー調査とは
赤外線サーモグラフィー調査は高感度の赤外線カメラで撮影し、温度差によって雨漏りの原因を特定する調査方法です。
赤外線サーモグラフィー調査は温度差の色の違いで雨漏り部分を特定するために、実際に目で見て雨漏りの原因を特定する「目視調査」よりも確実に雨漏りの原因を突き止めることができます。
実際にシャワーホースで水を流して雨水の原因を特定する「散水調査」と併用して使用されるのが一般的で、散水調査と併用することで実際に水が入り込んでいる箇所が、明確に色分けされるので雨漏りの発生箇所を確実に特定することができます。
このように赤外線サーモグラフィー調査は赤外線カメラで建物を撮影し、温度差により雨漏りの原因を特定する調査方法であり、散水調査と併用して実施される調査方法ということを事前知識として理解しておきましょう。
2.雨漏りの赤外線サーモグラフィー調査の費用相場
内容 | 料金 |
---|---|
実施費用 | ¥120000〜¥180,000 |
調査報告書の作成 | ¥30,000~¥50,000 |
高所作業車(オプション) | ¥50,000~80,000/日 |
赤外線サーモグラフィー調査の費用相場は20万円〜30万円ほどが相場です。散水調査と併用して補助的に使用される場合は、散水調査の料金も含めて15万円〜20万円ほどが相場価格になります。
4階建て以上のマンションや建物前面の道路が狭い場合は、高所作業車が必要になり5万円〜8万円ほど費用が高額になることを覚えておきましょう。
3.雨漏りの赤外線サーモグラフィー調査の必要性
赤外線サーモグラフィー調査は他の調査方法を含めて必要性を検討することが重要です。赤外線サーモグラフィー調査は雨漏りの原因の根本を特定するものではなく、雨水が進入しているか、いないかの状況を確認する調査だからです。
赤外線サーモグラフィー調査は温度分布を確認することで、雨水の進入状況を視覚化します。
雨水の進入箇所を特定する場合は、実際の雨の状況を再現する散水調査の方が精度が高いために、赤外線サーモグラフィー調査は散水調査の精度を高めるために補助的に使用されます。
また、建物の状況によっては赤外線サーモグラフィー調査が向かない場合もあるので、実際に雨漏り調査を行う前に赤外線サーモグラフィー調査に向いている建物条件と向いていない建物条件について理解を深めておくことが重要です。
赤外線サーモグラフィック調査に向いている建物条件と向いていない建物条件は下記の通りです。
3-1.赤外線サーモグラフィック調査に向いている建物条件
- 全面が道路に面している建物
- 角地に立地している建物
- 調査対象の隣地建物との距離が最低5m以上離れている建物
- 雨漏り箇所がサッシや壁際のもの
3-2.赤外線サーモグラフィック調査に向いていない建物条件
- トタンやガルバリウムなどの金属屋根
- 調査対象面と隣地建物との距離が4m未満の外壁または建物
- 周囲が建物に囲まれている建物の外壁が対象の物件
- 建物周囲が木々や電線などで囲まれている建物
4.雨漏りの赤外線サーモグラフィー調査の注意点
赤外線サーモグラフィー調査は費用が高額で相場価格が一般的に普及していないために、業者の営業ツールとして利用されることがあルために注意が必要です。
特に、散水調査を行わなずに赤外線サーモグラフィー調査を提案されたり、相場よりも高額な見積もり価格を提示された場合は、業者の営業ツールとして提案されている可能性があるので絶対に鵜呑みにせずに、他の業者再度調査を行う方が無難です。
それでは、雨漏り調査で損をしないために赤外線サーモグラフィー調査の注意点について見て行きましょう。
4-1.営業ツールとして利用されることがある
冒頭でも少し解説しましたが、赤外線サーモグラフィー調査は業者の営業ツールとして利用さることが多い商品になります。
本来、赤外線サーモグラフィー調査は散水調査と併用して使用されるのが一般的ですが、赤外線サーモグラフィック調査だけを提案された場合は高額な調査を受注したいという意図がある可能性が高いために注意が必要です。
4-2.調査費用が高額になることがある
赤外線サーモフラフィー調査で相場価格よりも費用が高額になった場合は注意が必要です。一般的に相場が浸透しておらず、高額な価格を提示されても妥当性を判断できないからです。
見積もり価格が相場よりも高額だった場合は、担当者に価格の妥当性を確認し、納得できない場合は他の業者に雨漏り調査を依頼した方が安全です。
まとめ
いかがでしたか?赤外線サーモグラフィー調査についてご理解いただけたかと思います。
赤外線サーモグラフィー調査は雨水のメカニズムを視覚化できる調査方法ですが、雨水の進入箇所までは分かりません。散水調査の精度より高めるための補助的な調査方法として導入されるのが一般的です。
雨漏り修理でサーモグラフィック調査を検討する際は、散水調査とセットで検討するようにしましょう。
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